【フットサル初心者必見】最初はボールをしっかり蹴ることから始めよう
社会人になってからサッカーはほとんどやらなくなったが、フットサルをやる機会が増えました。小さなコートで人数も少ないため、ボールに触る機会も多いし、女の人もいるので楽しい(笑)
斜めの関係をつくるならフットサル|gacky6318|note
初心者の人も多く、和気あいあいとできるのがフットサルの魅力ですが、正直ただプレーしているだけだと誰しもつまらないはずです。やっぱりやるなら少しでも上手くなりたいと思う人がほとんどです。フットサルのクリニックや個人参加型のフットサルで一生懸命頑張る人も多いです。
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私もフットサルのチームに入ったり、初心者(※今回はフットサル歴が長いというより、大人になってからフットサルを始めた人を総称して呼びます)の女性のチームを少し教えたりしましたが、うまくなった人には共通点があると思いました。それは、
”ボールをしっかり蹴れること”
だと思います。
目次
上手くなるにはゴールを決めること
私は小学生の頃から高校までサッカーをして、社会人になってからフットサルを始めました。それまである程度うまい人の中で囲まれてフットサルしていた環境から、初心者ばかりのチームも含めていろいろな人を見てきました。
そこで感じたのが、特に女性は
”しっかりボールが蹴れていない人が多い”
ことでした。おそらくサッカーやフットサルは他のスポーツと違って、ボールを足で扱います。特有のボール感覚が必要とされ、どうしてもうまく扱うには時間がかかります。
そしてうまくなろうとする人も多いです。総じてフットサルをする女性は、気が強く向上志向の人が多いでしょう。しかし、ボールコントロールや動き方に注力する人が多い気もします。もったいない。
これは抽象論ですが、うまくなるには技術だけでは難しいと思います。技術と成功体験による自信が掛け算のように合わさって、成長につながります。
実はサッカーやフットサルは他のスポーツに比べて、アマチュアレベルのデータ化が遅れています。たとえば、野球は何打席打ってヒット何本のように成績が明確になりますが、サッカーやフットサルは数少ないゴールやファールぐらいしか測るものがありません。
つまり、フットサルの成功体験を追いかけるのであれば、「ゴールを決めること」になります。ファールは正直あまりないので、これをカウントしてもデータが少ないです。
そして、ゴールを決めたいのであればせっかくなら自分の力で決めたいと思うものです。経験者からの好パスにポジショニングよく合わせるのもいいですが、自分でシュートする方が爽快感は違います。
「ゴールを決める→自分で思い切って蹴って自信を掴む→蹴る練習をしっかりする」
目標から逆算すると上記のようなプロセスになるはずです。
しっかり蹴る練習ができない理由
誰しも分かっていてもできないことは意外とよくあることです。自分のモチベーションもあるはずですが、正直今のフットサルを取り巻く環境がボールをしっかり蹴ることを推奨できていないのかなと思います。
個人フットサルとかでは、集まるとチーム分けをして試合形式で始めます。もちろんパスが回ってくる機会は限られますし、状況に応じてパスやドリブルを使い分ける必要があり、しっかり思い切って蹴る機会はさらに限られてきます。
クリニックでもその大半はボールコントロールや動き方の指導です。というのも、コート自体が大きくないので、思い切って蹴るスペースがないのです。結果女性の試合を見ても、動いてはいるが長い距離のパスが蹴れなくて詰まるシーンが目立ちます。
壁に向かって蹴ることが特効薬
ではどうするべきか?
これは思い切って蹴れる環境で練習するしかないでしょう。練習でできないことは試合でもできません。一番の特効薬は「壁に向かって蹴る」ことです。
言うまでもありませんが、コンクリートの壁であれば、何回蹴ってもそうそう変形することはありません。どれだけ強く蹴っても跳ね返ってくるし、そのボールをトラップできれば、ボールコントロールの練習にもなり一石二鳥です。
質より量ではありませんが、キックがうまくなるにはやはり量を重ねるしかありません。しかも反復練習で。
騒音や蹴る場所がない人は、河川敷や近くの公園・広場をおすすめします。見新しい壁がない人は、遠い距離で経験者の人と長い距離のパスをするのがいいでしょう。この際ポイントは、できるだけ相手のいるところに蹴るのではなく、できるだけ遠くに向かって蹴ることを意識することです。
しっかり蹴れることのメリットと注意点
なぜしっかり蹴ることを推奨するかというと、最終的には経験者からももらえるパスの数が増えてくるからです。パスが回ってくることは、その人からの信頼されてボールを預かることです。自信に溢れていたり、いいシュートを見たりしていると次も預けてみようかなという好循環につながります。
またしっかり蹴ることができれば、そのためにボールをどのあたりにコントロールするか、どこでボールをもらうかを考えるようになります。ボールコントロールやポジショニングは試合の中で身に付きますが、ボールが蹴れるという自分の感触があると、またとるべきアクションが変わってくるはずです。
ただ、蹴れると奢って自分よがりなプレーは辞めましょう。特に個人フットサルは、いっしょにいるメンバーの意識は各々違います。思い切ってどんどん蹴ることを良しとはしない人もいるので注意しましょう。