ユニクロでのアルバイトはどのように就活に活きる?
こんにちは。
3つ目の投稿は、自分がしているユニクロでのアルバイトのことについて
書いていきたいと思います。
学生の方であれば、これを読んでアルバイト選びの参考に、
社会人の方であれば、面接の際のネタ、予備知識
として参考にしていただけれと思います。
※2018年7月1日
当時就活を終えたばかりの大学生だった筆者も社会人3年目になり、今思うことを追記して更新しました。ユニクロに就職を考えている就活生はぜひご参照ください。
目次
- 就活にユニクロのアルバイトは有利だった?
- メリット①実力社会
- メリット②コミュニケーション能力
- メリット③報告・連絡・相談
- メリット④企画の勉強になる
- デメリット①接客≠営業
- デメリット②自信≠慢心
- 働く店舗によってすべてが決まるかも
- まとめ
就活にユニクロのアルバイトは有利だった?
これはよく言われている話です。
都市伝説や学生の間でも、ユニクロ、マクドナルド、スターバックスコーヒーでのアルバイトは就職活動で有利なアルバイトと言われています。
実際に私は大学1年の冬からずっとユニクロでアルバイトをしてきました。
その体験談から言わしてもらうと、「有利になります」
正直、高校のころまでサッカーと勉強(←)ばかりしかしてこなかった自分にとってはかけがいのない経験です。
面接のときもそうでしたが、言い始めるときりがありませんでした(笑)
では、その事実をメリットとデメリットを体験談を踏まえながら、説明していこうと思います。
メリット①実力社会
私の思う最大のユニクロの良さは、社員もアルバイトも公平な評価基準であるということです。
例えば、入社してから最初の店舗でのオリエンテーションの研修は、社員もアルバイトも同じマニュアルで行われます。私にも実際に同時期に入社した社員がいましたが、まったく同じOJTを受けました。年末の一番忙しい繁忙期だったので、二人でよくレジを回していたのを思い出します(ちなみにユニクロでは、新人が最初に行う主な業務はだいたいレジ)。
この他にも、評価制度も同じ、割り当てられる業務内容も変わらない、ただ違うのは、雇用契約と出勤日数だけでした。あとは実力次第で上に行ける環境が整っているので、伸びしろは無限大です。
実際にアルバイトからの社員登用の制度で、自分の店舗でもアルバイトから入社4年で店長に上りつめた人もいます。ちなみに私の同期の人は7つ上のフリーターでしたが、半年前正社員登用が決まり、目標は年収1000万円の店長だと言い切っています。
就活ということを考えると「主体性」という言葉とリンクするところが大きいです。実力社会なので、自分の思ったことが言える・できる、それが結果となれば、自分の評価につながり、モチベーションが上がる、といったいいサイクルができ、無限の主体性を発揮できると思います。
メリット②コミュニケーション能力
やはりユニクロは接客業がメインなので、コミュニケーション能力は必然的に上がります。
私の大学の後輩にコミュ障の学生がいるんですけど、入った当初はいつもうじうじして、だらしないと思っていました。それが入って半年すると一人前の対応やクレーム対応をするようになり、お客様と楽しそうに会話しながら接客する余裕も出てきました。彼だけでなく、私も初めての人に話しかけるのが苦にならなくなりましたし、面接のときに人事にいい印象を持ってもらえるきっかけにもなりました。
メリット③報告・連絡・相談
私はこれをさぼりがちでしたが(←)、報連相をきっちり守れることは、社会人になってとても重要だと思います。
作業の進捗状況、気づき・共有の発信はチームのリーダーが全体を予測するのに非常に役に立ちます。「計算できる人材」として評価を与える上の管理者からも認められることにつながります。
これはユニクロに限らず、どんな組織でも必ず活かせます。思っていても実践できなければ意味のないビジネスシーンにおいて、学生時代から理論を実践できている学生は、人事にとって高評価に映ること間違いなしでしょう。
メリット④企画の勉強になる
ユニクロの特徴はマニュアルに沿ったオペレーション教育です。レジから試着室の案内、店舗レイアウトにまで細かくマニュアルが存在します。また店舗によって取り巻く環境は異なるため、従業員はマニュアルを理解したうえで臨機応変に対応する柔軟性と、そのマニュアルを素早く正確に実行できる力が求められます。
その中で基本となるレイアウトは決まっていますが、歴の浅いアルバイトでも自分の意見を表現することで、売り場の変更も行うことができました。現場至上主義という言葉もあるように、現場でお客様と接しているからこそ商品・売り場・販売体制にも自分なりの意見が浮かびます。
もちろん企画に限らず、自分の頭で考え実行できる主体性は重要になります。ただ、商品・売り場と直接商品に関わる存在だからこそ気づけることも多いと思います。
ここまで、メリットを紹介してきましたが、ここからはデメリットを紹介していきたいと思います。
デメリット①接客≠営業
大半の社会人が経験したことのある業務、それが営業です。就職活動でも「面接は自分という商品を売り込む営業である」という、ハウトウ本もあるぐらいです。
しかし、勘違いしてほしくないのは、接客と営業は全くの別物であるということです。
接客は「来てもらったお客様に商品・サービスを提供する」
営業は「お客様のもとに出向いて商品・サービスを勧める」ことです。
つまり、お客様の興味の度合いが180度違うのです。もちろん、営業になれば興味を引くためのセールストークも必要ですし、接客は大量の来てもらっているお客様をさばききるキャパシティも必要でしょう。
実際私も就活を初めてすぐに、営業のワークショップはやりましたが、まったく売れませんでした。今思うと、「接客ばかりしてる奴に、営業のスキルがついているわけない」というのが実情です。。。
デメリット②自信≠慢心
ユニクロのアルバイトは確かにいい経験と人事への高評価をもらうことはできました。それは確かな自信でした。
しかし、だからといって自分よりもできる奴は大勢いるのです。そもそも就職活動は実力だけでなく、マッチングの要素が強いものです。いくら自分がユニクロのアルバイトを頑張っても、それがプロ野球選手になれるかというと絶対にありえないと思います。
でも、仕事というのはそれぐらいやることには大きな幅があり、必ずしも学んだことが活かされないということも多々あります。
最初のデメリットでもあったように、接客に自信があっても、同じように人と対話して物を売る営業ではまったく別のスキルが求められるのです。
働く店舗によってすべてが決まるかも
就職活動を通して、自店以外のユニクロアルバイトの学生とも会うことが増えました。もちろん自分のように4年間びっちり働いている人もいれば、1年を満たずに辞めて別のアルバイトをやっていた人など様々です。
個々人の経験を聞いてみると、意外と店舗の形態によって異なるものだと実感しました。例えば自分が働いていたのは地域でも比較的大きな大型店で、学生アルバイトも多く、チームワークの良さが売りの店舗でした。しかし、一方で国道沿いにあるロードサイドの店舗で働いていたり、規模の小さい店舗で働いている人に話を聞くと、他の学生アルバイトが少なく、主婦や社員との、あるいは両者の関係が悪く、居心地の悪い店舗だったという学生も多くいました。
店舗のメンバーや組織形成が異なると、成果に対するアプローチも当然異なるので、得ることができる経験も異なってくるのではないでしょうか。また違う意味で捉えると、同じユニクロであっても異なる経験を得ることができるという強みもあるかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?参考になることができたでしょうか?
確かにユニクロで学んだことは多いし、大きいです。たぶんここで語りきれないほどです(笑)
しかし、就職活動となると話は別物です。
頑張ったもが報われ、大手に就職するのがゴールではありません。
自分の行きたい企業に見合ったスキルや性格がないと、もし内定を頂いても、数年後同期に抜かれたり、やりがいを感じられなくなる恐れもあります。
私はユニクロで働いていたことに自信を持っていましたが、就職活動で見事鼻をへし折られたと思います(笑)
本当に自分が進みたい道を考え、そこから逆算して、その手段にアルバイトがある、
そしてどのような能力を身に着けたいのか、
ここまで考えて、その選択肢がユニクロならば、
あなたの就職活動や学生生活は必ずうまくいくと思います!
企業の採用の方々、ユニクロで頑張っていた学生はみんなタフで、強い人ばかりです。人間的には申し分のない人材だと思います。
彼らの指向性と能力が貴社に見合っているかどうか、正しくジャッジしてあげてください。それがあなたの企業と学生にwin-winをもたらすカギとなることを信じて、今日のところはこの辺で締めたいと思います。