就活×インターン④グループワーク型インターンの特徴
どうもがつきです。
17卒の学生は就職活動真っ只中で、グループディスカッションなどの課題に取り組んでいるころだと思います。一方で、18卒の就職活動はそろそろ始まるところです。一概に就職活動にはスタートもゴールも自分で決めるというのが正しいものですが。
その中で、今回は近年増加傾向にあるグループワーク型インターンシップを取り上げたいと思います。
目次
グループワーク型インターンって?
改めてグループワーク型のインターンは「プログラムのほとんどをグループワークやロールプレイングに時間を費やすインターン」のことです。内容は企業によって異なります。純粋に「社会人と学生の違いとは」という就職活動で実際に聞かれそうなことや、企業の業績や外部環境から推測されることと対策をまとめることなど、ピンからキリまでです。また、自分の体験したものの中には「人に聞いてもらえるプレゼン」について実践・フィードバックを繰り返したプログラムもありました。
企業としては、企業自体が持っている様々な資本(事業内容、人材、ビジネスモデル)を活かして、学生に還元できるプログラムを構成して、企業としての好印象を持ってもらい、最終的に就職活動本番でインターンに参加してもらっていた学生から選考を受けてもらえる環境を作り出すというのが狙いです。
グループワーク型インターンのメリット
1つは、学生自体のスキル向上があげられます。このタイプのインターンは、企業によって1日で終わるところもあれば、1週間ほどかける企業もあります。特にグループワークには正解が存在しませんが、チームごとの優劣は付きます。そこで、企業側がフィードバックするのはもちろん、学生たち自身が自覚して学ぶことも多いのです。
2つ目は、話を聞いてもらうだけよりも学生の素性がわかるということです。ワークに取り組んでもらうことで、学生のスキルを企業側は理解することができます。もちろん、人間である以上その学生のすべてがわかる訳ではなく、また選考の場でもないため、企業側としては判断しにくいところはあります。しかし、少なくとも業界研究型・研修型に比べて、学生が意見を発する機会は増えるので、判断材料は増えるでしょう。
最後にほかのインターンとの組み合わせが可能ということである。特に上記で挙げた2つと組み合わせて、学生にインプットとアウトプットのどちらの機会も作り出せるのが魅力です。
グループワーク型インターンのデメリット
1つは、グループワーク型インターン単体では企業のことを直接知ることができないということです。あくまで、この類のインターンを行う企業の目的は、グループワーク・ロープレを通して、学生に有益な情報・経験を提供することです。そのため、企業側は自社のPRの時間は限られる傾向にあります。直接的な影響よりも、2次3次的な影響を考えられたプログラムたる所以です。
もう1つが、費用対効果が悪くなることです。企業側としては、自社のPRの時間が減り、選考する場でもないので、せっかく学生に投資しても選考に来てくれなけば、あるいは自社で採用できなければ、企業は無駄金を使ったに過ぎません。
グループディスカッションとの違い
冒頭にもある通り、就職活動本番ではグループディスカッションを用いた選考が行われることはよくあることです。内容はどちらもグループワークを行うことがメインですが、大きな違いがあります。それは、「選考の場であること」です。
同じグループワークでも、インターンでは学生が企業資本を通して何かを学び取ってくれること、選考では優秀・企業に合う人を見極めることです。そのため、グループワークにおける正しいことの基準も変わり、結果も大きく変わることもあります。インターンでのグループワークはあくまで学生が学ぶことが前提になるのです。