忖度しない、がつきの記録

3年目の社会人が就活・不動産業界・web・ブログ論について語ります。

就活×自分②やりたいことで仕事を探すってどうなの?

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就職活動を始めて一番最初に思うこと。

「自分ってどんな職が向いているんだろう?」

 

誰しもこの壁にぶつかると思います。

実際内定を決めた今の自分であっても、

この仕事がファーストキャリアでいいのだろうか

という不安に陥るときはあります。

 

ですが、

時間は有限であり、

いつかは選択をしなければなりません。

 

では、

「どんな仕事が向いている」をどうすれば見つけることが

できるのでしょうか?

 

 

■適職ツールはあてにならない!

17卒の就活生は3月の就職活動解禁に向けて、

(実際にはもう始まっていますが)

準備を進めていると思いますが、

よく「適職診断」というものを

目にすると思います。

 

マイナビ日経就職ナビを中心に

就活準備の一環で掲載されていますが、

膨大な数の質問に答えたのちに

向いている業界・業種についての

フィードバックをもらえるプログラムです。

 

私も実際に使ったことがありますが、

なんといっても大きな問題は

「その時の心情やモチベーションで結果が変わる」

ことです。

 

今も覚えていますが

業界で最初に向いていると診断されたのは

「ゴム・ガラス」系統の産業でした。

 

当時は全く興味がなかったので無視をしていましたが

のちにまたそのテストを受けてみると

今度は人材やテレビの分野という

診断結果が出ました。

 

正直なところ、

その時々で向いている仕事や業界は

その時々の気持ちの持ち様で

大きく変化すると思います。

 

決してその診断ツール

優れているかどうかは関係なく、

就活生は自らの心にぶれがある状態なのです。

 

社会人経験があって

営業や経理の実務に優れていて

その経験を活かしたいといった

転職の立場とは異なります。

 

せめて行うのであれば

自分の趣向性や潜在的な能力に関する

自己分析ツールを使うのはアリでしょう。

 

特にリンクアンドモチベーションが提供している

BRIDGE-Iはおすすめです。

www.link-i.co.jp

 

 

■やりたいことなんてすぐにブレる

私は就職活動の初期から

人材業界で働きたいと思っていました。

 

しかしことあるごとに

「君は人材には向いてないよ」

と言われ続けて、

「見返してやる!」

と思ったものの、

その壁を破ることはできませんでした。

 

実際に惜しいところまでいった選考は

いくつもありますが、

今思い返すと

人材でなくてもよかったと思います。

lala8136.hatenablog.com

 

10月1日

多くの企業で内定式が行われ、

ほとんど人が進路について一段落し、

皆がここに進むんだというのがわかりました。

 

しかし、

多くの人が第一希望の企業を

あきらめているのが現実でした。

 

特に自分の周りでは

公務員志望の学生が多くいたので、

「公務員になって地元に貢献したい」

という学生ばかりでした。

 

ですが、

結果は試験で点数が足りず

民間企業に行くことに決めた人や

税務署などのほかの公務員職に就くことにした

人たちばかりでした。

 

別に彼らの選択を責めるつもりはありませんが

やりたいことを断念して

別の道に進むというものありなんだと思います。

 

 

■その熱意は一生ものか?

私はこれから就職活動をする人には

「自分のやりたいことは一生を通してやらないといけないものなのか」

ということを問うていきたいです。

 

就活と受験では

これからの人生の歩み方に大きな違いがあります。

 

受験は失敗しても

別の道がありますが、

就職は失敗すれば、

その人自身の社会的信用を大きく損ないます。

 

今の日本では、

入社3年以内の退職を毛嫌いする風潮があります。

七五三現象(大卒の入社後離職率が3割から治らないこと)

などで社会の目はシビアです。

 

近年新しい働き方がいろいろと認められてきているものの

日本には一度入った企業で長く勤め、

退職するという美徳があります。

 

だからこそ

できるだけファーストチョイスが意味のあるもので

あってほしいのです。

 

 

■一生ものの熱意を見つける方法

では、こんな熱意はどこから来るのか、

それは人に会い、失敗をし、社会の歪みを見つけること

だと考えます。

 

最近の若者はさとり世代と言われ

なにかとクールで熱意がないと思われがちですが、

ゲームやスポーツなど

熱中できることはたくさんあります。

 

つまり気持ちはあるけど

そのベクトルが仕事に向いていないだけなのです。

 

私たちが何かに熱中するときは

とりあえず挑戦してみて、

できない中でも、

いきなり新しい発見を見つけて

楽しみを見つけ出した瞬間です。

 

仕事でも同じです。

 

できなくてもまずやる。

そして新たな発見とやりがいを見つける。

それを繰り返し、誰かに認められる。

それが自分の歩いてきた道となり、

また次の自分につながる。

 

そうやって自分のやりたいことというのは

見つかるものです。

 

社会人経験のない私たちにとっては、

企業でやりたいことなんて

全く分からないのが当然だと思います。

 

一緒に働いてみる、話を聞く、

学生のうちに「働く」こと以外で

社会人と接することは

大きな近道かもしれません。