忖度しない、がつきの記録

3年目の社会人が就活・不動産業界・web・ブログ論について語ります。

就活×お金②自分軸や価値観で大切にしているものがお金ってどうなの?

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17卒の学生はそろそろベンチャーの選考会を

始めている頃だと思います。

 

そこで面接で必ず聞かれるのが

自分軸や大切にしている価値観です。

 

面接官はどのような基準で

その学生が企業を選んでいるのかを知るために

このような質問をするのですが、

では一体どのような返しが

面接官の心に残るのでしょうか。

 

 

■面接官が求めるもの

面接で人事が聞きたいのは

世界一周やサークルの幹事などではありません。

 

その人がどういう理由で

今まで頑張ってきたのか、

どのようなときにモチベーションが上がるのか、

どんなビジョンを抱いているのか、

といったことです。

 

つまりその人の「人となり」なのです。

 

 

■「あなたが働く際に大切にしているものは何ですか?」

正直、私がこのように聞かれたときは

「お金です」と即答します。

 

なぜなら、

自分の行動がいかに他者に評価されているのかを

客観的に測れるのものだからです。

 

確かに私はユニクロでアルバイトをしてきて

お客さんや先輩からかけてもらえる

「ありがとう」の言葉は

大きなモチベーションになりました。

lala8136.hatenablog.com

 

しかし、

それだけの為に働くことにできる人なんて

少ないはずです。

 

極端な話をすると

自分の骨身を削って、

他人のありがとうの為だけに

無償で働けますかということです。

 

少なくとも

私はそんなボランティア精神だけで

43年間も働くほど

強いメンタルではありません。

 

ちなみに

私がユニクロで働き続けれたのは

就職に強いということです(笑)

 

結果的にいろんなことを

学ばせてもらえました。

 

ですが、

私がこれから働く際には生きるためと

思い切って言えるでしょう。

 

今までは学生として

お金を払って誰かに教えてもらうのが常でした。

 

しかし、

これからはお金をもらって

誰かに価値を提供することが本分になります。

 

そのためには

やはり他者から評価されている確固たる証拠が

実感できないといけません。

 

 

■真っ直ぐ過ぎるが故に、辛すぎる現実

先日とある面接での話を聞きました。

要約すると以下の通りです。

 

彼女は3年次の夏から

その企業のインターンシップに参加しており、

企業の先輩や社長からも高評価をもらっていました。

実際に4年次に最終面接からという

特別待遇を受けていました。

しかし、選考は不採用。

その理由としては、

役員からの「あなたが大切にしているものは何ですか」

という質問に、

「お金です。生きていくためです」

という余りにも淡白な答えでした。

彼女はありのままを伝えただけです。

ですが、現実はあまりにも厳しいものでした。

 

彼女は別に嘘を言っていたわけではありません。

また、その企業にとっては

明らかに優秀な人材であることも明らかです。

 

その人の能力を見極められなかった

役員が悪いのでしょうか。

彼女には企業に対して

モチベーションを保てないと判断したのでしょうか。

 

 

■常識とコミュニケーションの範疇で

あくまで私はこの学生が悪いとは思いません。

ただ、一般常識としての

コミュニケーションではなかったでしょう。

 

面接と聞くと

どうしても学生が面接官を説得していく

というスタイルに近く、

立場が面接官の方が強くなっていますが

あくまで面接は

学生と面接官のコミュニケーションなのです。

 

相手が聞きたいような情報や

興味の持てるを話をしない限り、

その人に対して親近感を持ってくれることはないでしょう。

 

また、

お金の為に働くのは

あくまで誰しも当然のことです。

 

だからこそ、

面接官はその学生が

他の応募者と違うところを

見せてもらいたかったはずであり、

残念がる気持ちも含めて

不採用としたのでしょうか。

 

面接は営業や接客だということは

よく言われる話です。

 

であるならば、

相手の望む話や期待に応えることが

面接官への報いと

企業への熱意となるのではないでしょうか。