学生時代に厚生年金の訪問営業のアルバイトをやっていました
どうもがつきです。
就職活動の話のネタとしてよく用いられるものの1つ、アルバイト。以前このブログでも学生時代にやっていたユニクロのアルバイトに関する記事はありますが、私はもう1つ別のアルバイトもやっていました。就職活動が終わって、お金も貯めたいけど、インターンをやりたいというそこまでの感じではないし、でも社会人に向けて何か実用的なアルバイトをしてみたいという学生さんにお勧めです。
目次
私が大学4年の頃に始めたアルバイト
ちょうど1年前の頃、私は就職活動を終え、単位もほとんど取り終わっていたので、ユニクロのアルバイトと並行して、もう1つアルバイトを探していました。ただ、1つ条件として、
「営業に近い形のアルバイトをしたい」
と決めていました。というのも、就職活動で痛感したのが、自分を売り込むという営業力の低さでした。ユニクロの記事にも書きましたが、接客と営業では顧客と接するという行為自体は同じであるものの、そもそもの根本が以下のように違うのです。
接客:来てもらった顧客に対応する
営業:自分から顧客を創造し、売り込む
ユニクロでも自分から声をかけて顧客をつくることはやっていましたが、社内・店舗の事情を考えると、どうしても受け身の対応をとらざるを得ませんでした。
だからこそ、次は自分から発信できる環境を探しました。正直、半年間でもいいので営業系のインターンを探していましたが、当時住んでいた大分という地方都市では規模の限界がありました。
ならばアルバイトで営業系のものはないだろうか、と考え携帯販売、クレジットカードの販売などいろいろ模索しましたが、最終的に厚生年金の加入調査のアルバイトを選びました。
どんなアルバイト?
業務内容は、厚生年金に加入していない大分県内の法人を訪問し、加入の有無の確認と勧誘を行うものでした。1日20件ほど訪問し、結果内容を業務端末をもとに報告、時には法人の有無を確認するために、周囲の住民に確認することもありました。
営業系のアルバイトを探していた中でこのアルバイトに決めたきっかけは、自分から訪問先を決め、その法人にあった解決方法を勧めること、その選択を主体的に行えること、またドライブが趣味なので大分県内の様々なところを巡れることがありました。実際に1日で300キロ近く運転することもありましたし、実際3か月で400もの法人を訪問しました。
このアルバイトのメリットはなんといっても、主体的な行動を認めてくれることです。訪問するルートを自分で作成することはもちろんのこと、時には営業のマニュアルでさえもおかしいと思えることには、上司とも意見を交換して、自分なりの営業マニュアルをつくることもできました。特にこの仕事は行政からの委託業務になるので、どうしても一般視点に欠ける部分も多く、もし相手の立場に立つと不愉快だろうなという言動には、上司の賛同もありながら改善することができました。
アルバイトから学べたこと
主体性を持って働けることは素晴らしい環境ではあるものの、苦労することも多かったです。特に一番苦労したのは、法人さんが厚生年金の加入義務を知っているにも関わらず一方的な加入拒否を提示してくることです。
というのも事前通知なしで一方的に訪問するので、法人からするといい迷惑なはずです。「そんなもん関係ないから、帰ってくれ」と門前払いされることもよくありました。ですが、訪問した先で多くの方がおっしゃっていたのが、
「厚生年金を払えるほど、お金なんてない」
ということでした。法人先の多くは個人宅が多く、脱サラや独立して家計を支えている方も多かったです。だからこそ、第一印象でいかに法人先の事情を理解し、気持ちを寄り添えるかがこのアルバイトのポイントだと感じました。もちろん失敗もありますが、トライ&エラーの繰り返しにこそ、よりよい仕事ができると感じました。また、訪問は基本的に訪問は1人で行うので、自分自身でフィードバックを行うことが主体性を生かせたかと思います。
まとめ
もしかすると今回のアルバイトは営業というよりも、調査業務に近い面もありました。しかし、本当に顧客のために行動するのであれば、それは顧客の課題解決につながり、単なる調査業務を凌駕するのではないかとも感じます。
私は学生の頃大都市圏にいなかったので、物がないことを前提に、それなりに自分で考えて行動する習慣があったのかもしれませんが、それこそ学生の頃に磨くべき項目の1つだと思います。就職活動が終わったからといって自己分析を止めることなく、さらなる自己実現のために、残り少ない学生を楽しんでもらいたいものです。
新入社員のざれごと⑭OB訪問するなら、この時期の1年目にするべき
どうもがつきです。
もう11月の末、気が付けばあと1か月ほどで今年も終わりです。新入社員としてここまで駆け抜けてきましたが、私の周囲では心境の変化が早くも現れているようです。
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会社辞めたい病が蔓延している?
今月私は長野県松本市での長期応援を終えて東京に戻ってきてから、同年代を中心とした東京の知り合いと情報交換させてもらいました。すると、多くの声で挙がってきたのが、
「マジで会社辞めたい」
人それぞれ理由は違えど、現場で働いている同年代、特に社会人1年目の人からはこの言葉をたくさん聞きました。あれだけ就職活動を一生懸命頑張ったのに、1年も経たずに自分の選択を変更する人があふれているのでしょうか。
理想と現実のギャップ
辞めたいと思っている人は、大企業、中小、ベンチャーに係わらず、また業界・業種にもかかわりがありません。むしろ就職活動の時に、自分のやりたいことをはっきりと伝えることのできる意思の強い学生ほど辞めたいと言っているのです。
ですが、それが裏目に出ているのです。理由は人それぞれですが、人間関係のストレス、労働環境など社会人1年目として不満は募っていることでしょう。しかし、何よりもの問題は、
「今やっていることで、将来の自分を実現できるだろうか」
ということです。新人に与えられるのはもちろん雑務・雑用、営業補助などであり、自分で仕事を創り出せていない現状なのです。就職活動のときは、仕事に魅力を惹かれ、会社の文化に惹かれ、夢と希望を持っていたはずですが、徐々に社会のぬかるみに引きずり込まれ、知らぬ間にたまったストレスも吐き出しきれないこともあるのです。
社員のリアルな声を聴けるのは今だ!!
さて、話の観点を変えて、今から就職活動が始まる18卒の学生にとっては、今の時期の新入社員の声をしっかり聴きとってもらいたいのです。
この時期の新入社員はある程度仕事にも慣れ、仕事のキャパシティと限界を理解でき、社内や部内の現状も見えています。だからこそ、新人として入社したときの未来を見据えることができるのです。会社で新人賞をとる人でも、まだ会社で成果をあげられていない人でも、得られるものは大きいはずです。少なくとも、各部署の所長や役職のある社員の方から得られる意見とは、また違った角度の意見が見えてくるのではないでしょうか。
僕が最近注目している記事5選
どうもがつきです。
突然ですが、以前からtwitterとかでは気になる記事はシェアしていましたが、
「もっと多くの人に見てもらいたい!!」
「ブログ見て就活や社会人になるうえで参考にしてもらいたい!!」
と思うようになったので、ここ最近で影響を受けた記事をアップしてみます。
興味ないよ、他人の受け売りじゃないか、と思う人もまずは一読してみてください。
目次
- 「なら、どうやったら楽しくなるか考えてみる」楽しくバイトするために考えてみたこと
- お金持ちになる書き方はどっち? ”成功する人”と”成功できない人”の筆跡
- 僕が20年間、鮨屋に通ってわかったこと
- 超多忙なCEOが年間100冊読破する読書術
- 「5年で辞めろ」と社長が公言、寺田倉庫という不思議企業
- まとめ
「なら、どうやったら楽しくなるか考えてみる」楽しくバイトするために考えてみたこと
これは現在フリーランスのライターでも有名なさえりさんが書いた記事です。先日僭越ながら私もさえりさんについての記事を書かせてもらいました。私も学生の頃、ユニクロでアルバイトしていましたが、振り返ると記事内で書かれていたことを知らず知らずのうちに実践できていたと思います。様々なバイトを経験してみて、自分の方向性を定めるもよし、1つのバイトに学生時代をつぎ込むのもよし、とにかく学生の頃は思いっきり自分のやりたいことをとことん貫くことが大切だと思い返しました。
さえりさんの「なんでもいいから生産しな。生産は心にいいぞ」から思うこと - がつきのzaregoto
ユニクロでのアルバイトはどのように就活に活きる? - がつきのzaregoto
お金持ちになる書き方はどっち? ”成功する人”と”成功できない人”の筆跡
以前から文字を書くときは注意していました。「字は人格をあらわす」という格言もあるぐらいですし、なにより字は意識すればすぐに直すことができるのが、影響を受けた理由です。特に「口」という字には気を付けるようになりました。詳しいことは記事をご覧ください。
僕が20年間、鮨屋に通ってわかったこと
近年、世界での日本の寿司の評価は高まってきました。同時に回転ずしでも高級店と変わらないクオリティを実現できるようになりました。それでも高級寿司店はたとえ回転ずしの10倍以上の値段であっても、つぶれずに繁盛しています。「鮨屋ではおいしさではなく、哲学を学びに行く場所である」という格言もあるぐらいなので、学生であっても社長さんでも恐れずに勉強として寿司を探求することは重要だと気づかされました。
超多忙なCEOが年間100冊読破する読書術
結構ありきたりな記事なんですが、要約すると「どこまで読書する時間を創り出すか」という観点に落ち着きます。私はあまり本を読まなかった方ですが、本から学んだことは数多くあります。もちろん自分のためになるSNSやwebの情報を確認することも大切ですが、時には自己投資のつもりで読書に集中することもいいと思います。
「5年で辞めろ」と社長が公言、寺田倉庫という不思議企業
もし今の仕事をあと5年で辞めろと言われたら、あなたは何をしますか?そしてその会社がいつ潰れてもおかしくないベンチャー企業であれば?といった危機感を与えることで社員を刺激するのが、この寺田倉庫のやり方です。また入社式は昔風のやり方を貫くなど「伝統を重んじるベンチャー企業」というスタンスの会社であり、自分の働き方の改善のヒントにつながると感じました。
まとめ
今回は学生から社会人にかけて幅広い分野の方に、知ってもらいたい共感してほしい記事を厳選しました。これからも気になる記事があれば、どんどんシェアしていきたいです!!
橋本奈々未さんの生き方を見ると、新卒で天職に就けなくとも構わないと思った
どうもがつきです。
先日、乃木坂46の中心メンバーの橋本奈々未さんの卒業が発表されました。グループとしても人気絶頂の真っ只中でのこの発表は芸能界・ファンなどに大きな影響を与えています。
そんな自分も毎朝乃木坂の曲を聞かないと会社に行けない、もしくは乃木坂の動画を見ないと寝れないぐらい(←)なんですが、いつも見ている乃木坂工事中というテレ東の番組での橋本さんのインタビューに感銘を受けてしまいました。
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橋本奈々未さんって?
知らない人がいるかもしれないので、一応紹介します。
橋本奈々未さん
乃木坂46結成当初からのメンバーで、御三家と呼ばれるほどのグループの中心メンバー。北海道出身の23歳。端麗なルックスとクールな性格でファン・メンバーから多くの支持を集める。乃木坂46のシングル発売から福神(乃木坂46ではシングルの際のメンバーの配置が毎回異なるが、2列目より前の10人ぐらいのメンバーのことを指す)を守り続け、今月発売の16枚目シングル「サヨナラの意味」では初のセンター選ばれている。
とにかく、かわいい(笑)
美人でクールで物怖じせずなんでもそつなくこなせる。美人揃いの乃木坂46においてもその美しさは群を抜くレベルです。これ以上語ると話が進まないので、このあたりにします。
問題となったのは、芸能界入りした理由
多くの報道番組で伝えられていますが、今回の橋本さんの卒業報道がここまで加熱しているのは、単に中心メンバーが卒業するというのではなく、彼女自身の芸能界入りの理由と卒業のタイミングにあります。
北海道旭川市に生まれた橋本は、教育熱心な家庭に育った。小学4年生のとき全国模試で1位になったエピソードも。当然、高校は進学校。そこでバスケ部のマネージャーに打ち込んだ橋本が選んだ進学先は、東京の有名美大だった。絵を描くことが好きで、コンクールに入賞歴もあった。
しかし、母親の反対に遭う。
「朝も起きられないのに東京なんて無理。お金は出さない」
アルバイトで稼いで札幌まで予備校に通い、美大に合格して上京。学費も生活費も親には頼らないと決めていた。
《課題を作るのにも、画材を買わなくちゃいけない。画材ってお金がかかるんです。本当に食費しか切り詰めるところがなくなって。帰りにコンビニでオニギリをひとつ買うっていう生活になりました》(「週刊プレイボーイ」2015年3月30日号インタビューより)
一日の食事がオニギリ1個。赤貧生活のなかで頭に浮かんだのが「芸能人になれば、ロケ弁を食べられる、食に困らない」ということだった。
要するに芸能界入りのきっかけは、お金¥¥
しかもこれをテレビやインタビューで堂々と宣言する。このエピソードから本当に橋本さんの家が生活が苦しいことは見てわかると思いますが、ここまで自分のありのままを曝け出せるアイドルもなかなかいません。
インタビューは続きます。
「生活が厳しかったので、この暮らしを抜け出したいと思っていた。切実だった」と、橋本は後に語っている。見つけた乃木坂46のオーディションに応募し、橋本の人生は変わった。
デビューは2012年2月。昨年7月に公開された乃木坂46のドキュメンタリー映画『悲しみの忘れ方』では、2016年の目標として「弟の大学の学費を全部支払う。親に家を買う」ことを挙げていた。
母親から「無理しなくてもいいんだよ」という長い手紙が来たのは、その年の秋。手紙を読んだ橋本は、乃木坂46からの卒業を考え始める――。
別の番組では、弟は奨学金で大学に入学しアルバイトと勉学の両立ができ始め、橋本さんの支えがなくとも自立できるようになってきているとの報道もありました。予てから彼女自身が言っていた「裏方の仕事がしたい」、母親の言葉、様々な要因が重なって、乃木坂の人気絶頂期といえども、彼女自身の思いが上回っていたのでしょう。
選ばれる要因は様々でも、その未来に自信の持てる選択を
橋本さんは乃木坂46の卒業だけでなく、芸能界からの引退も宣言しました。そして、資格の勉強などを始めるようです。
彼女が乃木坂に加入したのは5年前。オーディションに合格して、すぐさまカメラのスポットライトを浴びる慌ただしい毎日を送りながらも、自分と家族の生活を守るために、必死に食らいついてここまでこれたんだと思います。オーディションを受けるきっかけもほんと些細なものでした。
ふと番組を見ていて、思い起こしました。
彼女にはその選択が早かっただけだと。
運もあるかもしれません。低い理想の動機かもしれません。ただ、20歳前後の私たちが選択で迷い間違えることはよくあることです。もしかすると橋本さんも乃木坂46も芸能界における普通のアイドルの1人に過ぎなかったかもしれません。
就職活動も同じなのかもしれません。日本の学生は就職活動という一斉に働く場所を見つけないといけない時期が来ます。生きている以上、日本人に生まれてそれ相当の自由がある以上、自分の働き方なんて縛られる必要なんてありません。最初の働き先が天職と思う人もいるし、すぐに辞めたい人もいるかもしれません。優秀だから長く続けられるわけではありません。
ただ、1つ言えるのは橋本さんは高みが見える位置に弱冠23歳という年齢で届いたのかもしれません。本来の目的である家族の生活の自立、グループ・ファンへの貢献、彼女自身の心境の変化、あらゆる要因が重なって彼女自身が自ら選択できる力を手にしたのでしょう。
私もそうなんですけど、今の仕事が天職とは思えません。もちろん自分の強みを生かせるポイントはあります。それでもこの世界で一流になってもその先に何があると考えれば考えるほど、目の前が暗くなるのです。なおそれでも何か自分の強み、そして何か1つ高みに届き、自分を認められることが次へのキャリアを開くのです。
幸せは2種類存在する
どうもがつきです。
本当に最近寒いですね。松本いたときより寒い気がする。それに乗じて人肌寂しい季節も近づいています。
目次
幸福感には2種類ある
世の中には2種類の幸せがあると思うんです。むしろ、その幸福の求め方は人種分けできるぐらいに。1つは些細なことで幸せを感じることができる人、もう1つは悲観論で物事を考えてなかなか幸せだと言い切らない人。性善説と性悪説の対比に近い構図かな。人生がいつもハッピーっていう人と、人生の大半はつまらないっていう人です。
些細なことで幸せになれる人
私も最近こっち派の人間になってきました。例えば、今日は晩御飯に大好きなプリンを食べれて幸せだとか、いつもの通勤の電車にイケメンがいてテンション上がったとか、人によってはどうでもいいことですが、その人にとっては幸せになる要素がある瞬間なのです。
このタイプの人は、幸せの沸点が低いと思います。「はっ?プリンごときで幸せになれんの?銀座や六本木で高級ディナー食べないと、晩御飯とは呼べないわよ」「電車でイケメンを見たですって?本当のイケメンは都内の一等地にタワーマンション買ってくれるような男よ!」なんて人もいるかもです(沸点が高い人がみんなこんな訳ではないと思いますが)。つまり、身近な些細な事に喜びを感じることのできる感受性の強い方とも言えるでしょう。
夢追い型の人
幸せの沸点が低い人と対極にあるのが、夢追い型の人だと思います。私は元来このタイプです。
このタイプの人に関してはいろんな議論があると思います。「夢ばかり語って何もできない」「結局口だけでしょ」みたいな人もいるかと思います。しかし、本当の彼らは強い精神力があります。自分の夢や目標のためであれば、目の前の誘惑や欲求をすべて遮り我慢することができます。未来のために今の自分を投資することができる人です。それがゆえに、今目の前にある些細な幸せが転がっていても、たとえその先が茨の道であっても、見向きもせず自分の道を進むことができるのです。
折衷案ではなく、両者併用すること
今まで私は後者のタイプだったので、前者のいつでもハッピーみたいな人を見下すこともありました。ただ、ここ数年で前者の生き方の人、後者で自分よりも圧倒的に壮大な夢を掲げ実行する人をたくさん見てきました。
結論として、どちらも兼ね合わせる人が一番強いのです。遠い未来のために行動し、日常の満足度を上げる。両者は矛盾する相容れない関係ではありますが、今と未来という時間はつながっているゆえに、両者が相関する関係でなければならないのです。今は未来の自分の幸せを支えるために存在し、将来の自分は今の自分がベースとなって決まる。その一方で、今の幸せを求めない人が人間として深みのある人間と呼べるのでしょうか。
さえりさんの「なんでもいいから生産しな。生産は心にいいぞ」から思うこと
どうもがつきです。
松本での出張ももう終わりです。先日の記事でも、松本で働くことの悲喜こもごもを述べました。この3か月いい意味でも悪い意味でも学びは多かったです。
ですが、改めて終わってみると、なんか物足りなさを感じる出張だったかなと思います。正直、もっとできた、もっとやらなければならないことがあった。でも気づけなかった。
そんなとき、私の心に響いたのがこの記事でした。
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■さえりさんって誰?
ブログをやっている人では、今知らない人の方が少ないぐらいのさえりさん(@N908Sa)。株式会社LIGという会社でライターとして働いていましたが、今年退職。女性目線のリアルな記事とその美貌も相まって、有名美人ライターとしても活躍中しています。
個人的にも記事の内容も面白くて、とても参考にさせてもらっているライターの1人です。いつか会ってみたいな~(笑)←
■記事の内容
要約すると、さえりさんが学生時代に落ち込んでいた時に友人から
「なんでもいいからいつものプラスαで生産しな。本を読んで感想を書く、料理を作る、外食したらレビューを書く。なんでもいいから生産しな。生産は心にいいぞ」
というアドバイスをもらい、生産することの大切さ、消費と生産のバランスについてまとめています。さえりさんの過去の話も少し掲載されてリアル感があったこと、また文章の流れとしてもまとまりがあり記事として見習うことが多いことなど、自分自身も参考になることが多くありました。
■消費にばかり目が行って、生産できていない?
改めてさえりさんの記事を自分事に落とし込めると、生産が本当にできていない。記事中では生産することは、さほどハードルの高いことではないと述べています。ブログを書くこと、料理をつくること、絵を描くことなど仕事としてだけではなく、趣味の領域でも生産はできます。生産というとどうしても堅苦しく聞こえるかもしれませんが、中身はむしろその反対で、やろうと思えば、誰しもが気軽に行えることなのです。
ただ、どうしても人間であれば、どうしても消費にばかり目が行ってしまうものです。仕事終わりに自分たちへのご褒美でおいしいものを食べる、休暇で旅行に行く、エステや美容院に行って女子力を上げるなど、その人なりの消費のカタチは様々です。ただ記事内でもある通り、消費ばかりでは気持ちが病んでしまいます。
■投資も消費の裏返しになりかねない
さきほど挙げた例の中で思われる方もいるかもしれませんが、「エステや美容院に行くことは、自分の女子力を上げるための行為であって、決して消費ではなく投資だ」と主張する方もいるかなと思います。投資も立派な活動です。自分が提供できる時間、金などの資源をつぎ込んで、自分のさらなる成長に役立てることは素晴らしいことです。
しかし、自分のつぎ込んだ資源が役に立たなかったときはどうでしょうか?例えば小学生が勉強することを考えると、勉強する行為自体は何かを生産することではありません。その先のテストなどでいい点をとることが目的となり、勉強する際の自らの時間という資源をつぎ込んでいるのです。もしいい点をとり、自己の目標を達成できれば、投資として正しい行為なのかもしれませんが、逆に自己の目的を達成できないときは、その勉強する行為のためにつぎ込んだ資産は無駄になります(努力は無駄ではないという意見もあるはずですが、この場合はその目標を達成できるかできないかの観点に限る)。投資だと思って資産をつぎ込んだ行為が、消費になりかねないこともあるのです。
■自分の生活を見直す
正直、松本に来てからの自分はどうしても消費ばかりの生活でした。もちろん仕事では生産する立場にいるのですが、業務内容や組織文化により生産といっても何か腑に落ちないところはあります。むしろ松本に来てから、先日のブログでも書いたように余暇時間がたくさん増えたにも関わらず、生産する機会が極端に減ってしまいました。特になにか手先が器用で制作物や絵が描けるわけでもなく、副業をやっているわけでもないので、仕事以外で生産できるといえば、手っ取り早いのはブログを書くことかなと思います。でも、それも怠惰気味でした。
ですが、さえりさんの記事を読んで、自分の松本での生活が改めて怠慢があり、改善できるポイントが多くあるなと思いました。宅建も終わり、本当に生産できる時間がこれから増えてくると思います。これからの自分に期待です(笑)
そして、こんな素敵な記事を書いてくださったさえりさんに感謝です。
自分のブログ史上一番つまらない記事を書く
どうもがつきです。
松本で働き始めて3か月。そして、東京に戻るまであと5日。8月にこっちに来て、早3か月。今思い返してみると、あっという間でした。そして、東京で働き始めてから半年と1か月。こちらも思い返してみると、とても密度の濃い7か月でした。東京という名の未知の土地での生活、社会人として働くこと、不動産という自分に馴染の少ない業界での仕事。私は常日頃から一定期間で、自分の進捗状況を図るために自分自身の棚卸をやることがあるが、今回の結果は本当にひどかった。
つまらない人間になった
まず自分自身の棚卸ってなにと思う方も多いと思うのだが、そのときで自分自身を評価する内容・基準は異なるが、自分自身の過去の行動・実績・指針に関して自分なりに正しいと呼べるものであったか、現在の自分自身のモチベーションを細かく分析、将来の行動をどのように変えずにやる、もしくは変えていくかを評価することである。正直、自分のネガティブなことにまで直接言語化するので、どんなことがあっても他人には見せることができない。
今回、過去の自分、特に入社してから、それと8月の松本に来る前の自分と比較してどのように変化しているかを考えていたが、結論から言うと「つまらない人間になった」と感じた。
もともと他人を惹きつけるような性格や容姿を持っているわけではないし、なにか奇抜なことをするようなタイプではない。周囲の環境として普通に育てればいいという、今考えると甘えみたいなものがあり、自分なりの圧倒的な個性があるとは思えない。
しかし、この数か月でその個性のない自分に拍車がかかっていると実感している。
会社・部署の一員として何をしなければならないのか、学生ではなく社会人として自分で生活していくためにどのように自分自身を管理していかなければならないかを意識するようになった。リアリスト・現実主義とも呼ぶべきだろうか。さらに感情で動くタイプでは全くないので、常に思考を止めず、いまやらなければならないことは何だろうと自分に問いかけることも多くなった。
独創性の欠如
現実主義は大いに結構なことだと思う。ビジネスの現場では、理想主義だけでは生きていけない。各個人の考えが実際に具現化できるかどうかを落とし込めるかどうかを、常に検証し続けることこそが、仕事においての重要な要素である。
しかし、今の自分は理想を貫くにはあまりにも行動ができていないと思う。自分の実力不足、周囲の環境への不満、趣向性の違いなど、挙げれば枚挙にいとまがないほどの理由は出てくるが、とりあえず自分自身が、ない。ただ単に作業・業務・命令をこなすだけの人間、歯車の一部。これがいけないことも重々承知している。それでも、ここを抜け出すだけのカードを私は持ち合わせていない。それどころか、ここでそれを抜け出すまでのモチベーションを繋ぎ止める自分自身をイメージできない。この会社に身を捧げること、それは自分の選択肢から消え去った。
というのも、自分の頭脳で仕事ができないのが一番辛い。しかも営業に興味がない。営業は自分の工夫を反映できる仕事ではあると思うが、不動産の営業には実際にやってみてより一層興味が無くなった。不動産の営業では、販売・仕入れのどちらの立場でもルーティン的な作業が多い。両者には確かに志向性の違いはあるが、自分自身で工夫をできるものが少ないと感じた。
自分の履歴書を考えると、全然面白くない
話は戻って自分自身の棚卸になるが、棚卸の目的としては自分自身を再認識することとこれからの自分のベクトルをどこに向けるかを整理することである。
はっきり言うと、この7か月間では何か爪痕を残せたかというと、全くない。特に結果がないのは辛い。業種として1年に一度契約があれば御の字と呼ばれる相場であり、上司としても結果を期待していない感が強い。もう誰のために仕事しているのか、何のために仕事しているのかを本当に忘れてしまいそうになることが多い、というよりも1日に1回はそれを考えてしまう。
今の環境を抜け出すためには、爪痕が必要なのは分かっているが、社会に通じるファクターとしてなにもないのが辛い。環境から抜け出すときに、何も持たずに無一文で抜け出すことも考えるが、今の自分にできるのだろうか。
今回、改めて不毛なことを綴ってしまったことを謝罪したいです。ただ、自分と同じ境遇にいる人、もっと苦しい境遇にいる人になにか伝わることがあれば幸いかなと思います。