忖度しない、がつきの記録

3年目の社会人が就活・不動産業界・web・ブログ論について語ります。

新入社員のざれごと⑭企業という仮面を被ること

どうもがつきです。

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あ、こいつ今の落ち込んでいる俺じゃないですよww

6月ですね。17卒の選考が全面解禁とともに18卒の就活サイトがオープンしました。電車の広告にもキャリタスのインターンサイトの広告がありました。17卒、18卒の学生たちは今から大いに悩んで、自分の将来のために頑張ってください。

参考:キャリタス就活2018 | 新卒学生向け就活準備・就職情報サイト

ところで、私も今の会社に入って2か月が経ちました。まだまだ半人前にも追いつけなくて、もどかしさばかり募る毎日ですが、改めて自分が学生ではなく、社会人として企業のお面を被っているんだなと実感しています。言い換えると、自分は学生としてではなく、もう今の会社の一員として見られていると思えてくるのです。当然その期待には応えなくてはなりませんが、それ以上に会社の一員としての一面が煩わしい瞬間も多いんです。

 

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厚生年金のバイ

大学の4年の就職活動が終わってから、平日に厚生年金の聞き込み調査のバイトをしていました。もともと、ユニクロバイトしていましたが、正直平日分の稼ぎがほとんどなくて、ダブルワークしようと選びました。おかげさまで卒論の〆切、ユニクロの繁忙期、厚生年金のバイトが見事に重なり2か月間ぐらいまともに休む日なく、毎日生活していました。たぶん人生で最も濃い2か月だったと思います。

参考:ユニクロでのアルバイトはどのように就活に活きる? - がつきのzaregoto

厚生年金のバイトで最も辛かったのは、企業の方の冷たい態度です。バイトを始める直前まで就職活動で多くの経営者や社会人の方とお会いして、社会人とのコミュニケーションは慣れていました。幾度も面接の修羅場を潜り抜けてきたので、別に今さら「厚生年金入っていますか」と聞くぐらいは簡単なものと思っていました。

しかしやり始めて思ったのは、「自分が一学生としてではなく、行政の請負企業の一員として企業と接している」ことです。学生という仮面を外した瞬間に、企業や事業所の方は一気に怪訝そうな顔をします。「怪しいセールスですよね。帰ってください」と門前払いされることもしばしばでした。学生ながらこの時は、社会人になったらこういった冷たい対応されるのが、毎日になるんだなとシミュレートする機会になりました。

 

不動産業界としての仮面

4月から不動産の仕事をしているんですが、これまた無駄な仮面に邪魔されています。この業界は情報合戦、特に自分が今取り組んでいる仕事は、ネットで出てくる情報では鮮度が落ちているので、人からいち早く入手し、よりよい付加価値を提供できるのがポイントになっています。そういった中で、他社に情報を簡単に教えるわけにいかないということで、無下に断られることは多いです。

情報という観点では、結構多いのが「不動産セミナーへの出禁」です。私も新卒なので、自社で学ぶことだけではなく、他社の投資セミナーに参加したところ、10分で追い出されました。主催会社の情報を持ち出されるリスクはもちろん、ほかの参加者に自社商品の宣伝の機会を与えてしまうということで、出禁にしていると言われました。そんなに、宣伝できるほどのナレッジないのに(笑)

 

まとめ

仮面があることで煩わしいことは多いです。ですが、仮面があるがゆえに話を聞いてくれる人も多いです。例えば、上場しているとか、資本金が○○円とか社会的信用から契約に結び付くことも少なくありません。

仮面を被ることは人間の選択と同じようなものです。何かを得る代わりに、何かを捨てるまさにそんな関係でしょう。仮面はうまく活用しないとですね。

新入社員のざれごと⑬社会人になって起こった5つの変化

どうもがつきです。

最近投稿ペースをゆっくりにしてからか、独自ドメインにしたからか、アクセスがかなりの減少傾向ですが、今日はそんな話題ではなく、私が社会人になって、現場に配属されて起こった自分の変化を書いていきます。

就活生、大学生には「働く人のリアル」として受け取ってほしいかな。

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勉強するようになった

最近実感しています。いま私は不動産の業界にいるんですけど、本当に毎日分からないことだらけで、上司に怒られてばっかりです。コミュニケーションとしての問題もあるかもしれませんが、もう少し自分が業界の知識が分かっていれば、もっと円滑に仕事が進むはずだと思います。

大学のころは、本当にらく~に卒業できたので、これといった勉強はしてきませんでした。それが今では休日返上で会社にも行くこともあります。大学受験レベルですね、時間の使い方的には。

参考:新入社員のざれごと⑩知識の化学変化を生み出す「共創」って考え方 - がつきのzaregoto

 

目が悪くなった

これは先日会社の健康診断で明らかになりました。5月の中旬ぐらいから何となく、遠くのものが少しずつ見えにくい兆候はありました。しかし、実際に計測すると、いつも1.2ほどあった視力が

「はい、0.6ですね~」

これには驚きました。そろそろ本気でブルーライトをカットするメガネを買わないとダメかな。。。

 

 

感情が弱まった

なんとも抽象的ですが、これ自分的に一番つらい。例えば、ユニクロでバイトしていた時には、レジのスピードを最速にする(決してサボっていたわけではない)、呼び込みを思い切ってやるなど、どこかで仕事の中で緩急をつけて全力でやりきる機会があったんです。

ですが、今の仕事は毎日スーツを着て畏まった(気持ちを安らげるときもあるが)感じで毎日過ごして、会社でも静かに仕事をしている。ストレスが溜まったからといって、いきなり大声も出せないし、オフィス内をぐるぐるもできない、ひたすら自分の席に座って自分の仕事を進めるだけ。正直、周りがそうなっているので、自分もおとなしくするしかありませんよね。

人としての振る舞いで、感情ごと押し殺して爆発させない。このことは上手くなりましたが、人として感情を発揮できない寂しい人間になってしまったと後悔しています。

参考:ユニクロでのアルバイトはどのように就活に活きる? - がつきのzaregoto

 

社会の壁を感じるようになった

これは欠かせられない。会社、営業先、取引先、本当にまだまだ迷惑をかけているところも多いが、新卒の自分でも「なんでこんなやり方なんだろう」と疑問に持つことは多いです。

特に不動産という業界。この業界は慣習や事例というものを大切にしていて、「先駆者がこうだったから、こうしなさい」という体育会系の考え方が大きいです。さらに専門的になればなるほど、求められる知識が底にたどり着かない。いまだに50歳ぐらいの上司であっても知らないことだらけなので、本当に自分はどうしたらいいんだという感じです。

大学生の頃には時間がある

改めて自分の大学時代を思い起こすと、本当にやりたいことをやってきたし、それをやるための時間もありました。だからこそ、ほかにもやりたいことはありましたが、悔いのない大学生活でした。

いま本当に時間が足りない。1週間のうち40時間は仕事をしてますが、これは思った以上に自分の時間を犠牲にしていると感じています。大学生の頃のような、思い立ったら即行動できるほど、時間的な余裕もないし、あの頃よりやることも多い。

自分の成長は実感できますが、改めてその成長が間違っていないか、また自分の心は本当に満足しているのかと確認しながら、毎日進む感じです。

 

大学生の頃に戻りたいと言われれば、今は40%ぐらいかな。

未来に向かって進んでいかないとね、と実感する毎日です。

 

新入社員のざれごと⑫投資と消費は紙一重である

どうもがつきです。

最近、本当に出費が多い。上京してから日用品から家電、家具、食費、家賃まで全部自分で用意して支払っていて、お金が本当にないんです。それでも、仕事はあるし、でも仕事のために勉強もしないといけない、時間も足りない。

というのっけから重い話題ですが、今本当にしないといけないことの1つである投資について考えてみました。

 

投資って、改めてなに?

うぃきを使うのはあまり好きではないですが、参考までに投資って改めて調べました。

 

投資(とうし、英語:investment)とは、主に経済において、将来的に資本(生産能力)を増加させるために、現在の資本を投じる活動を指す(現代において、生産能力の増加しない商業活動はこれに含まない)。広義では、自己研鑽や人間関係においても使われる。どのような形態の投資も、不確実性(リスク)が伴う。一般に、投資による期待収益率が高い場合、不確実性(リスク)も高まる。この一般則に反する取引が可能な場合、裁定取引が行われ、収益率の低下またはリスクの増大が起こる。

要約すると、将来の自分のためにリスクを負う活動全般を指しています。もちろん、リスクも付きまとうので、投資に関する行動のすべてが将来のためにつながるわけではないのもまた事実です。リスクは金銭、時間、人など様々な観点があると思います。

 

それに対して、消費とはなんでしょうか。ここもうぃき使います。

 消費(しょうひ、consumption)とは、欲求を満たすために財・サービス(商品)を消耗することを指す。資源を使用することでもある。生産の反意語。なお、日本語の「消費」という語は西周によるものとされている。 

こちらは、ただ単に自らの欲求を解消するためのものと解釈されています。時間軸としてとらえると、投資は未来のため、消費は現在のための活動なのかもしれません。

 

万事どちらにもなり得るのでは?

例えば、何かの資格の勉強のためにテキストを買うとします。ここまでは、将来の自分:資格をとって、仕事や就職に有利な自分を実現するための投資活動です。しかし、もしテキストを買っているのに、全く勉強しないとすると、その場合は、仕事や就職に有利になる自分をイメージするという行動を実現するための消費に過ぎなくなるのです。

逆のパターンもあります。オンラインゲームをしたいがためにPCを買ったとします。ここまでは、オンラインゲームをしたいという欲求をかなえるための消費です。しかし、PCで情報収集、またネットビジネスを始めるとなると、お金が増える仕組みを作るという将来の自分に有益になる活動を助長しています(お金が欲しいという短絡的な欲求も考えられるが、ネットビジネスは短期間で結果を出すのが難しいと考えると将来的な活動になる)。消費のために買ったツールが投資に役立つこともあるのです。

 

 

就活×面接⑦面接でクールビズって言われたけど、どうしたらいいの?

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どうもがつきです。

5月なのに暑い日が続きます。今年の暑さは過去最高との噂もあります。私の企業でもクールビズが始まり、もう半袖の人がいたり、オフィスに扇風機を持ち込んでいる人もいます。

ところで、就活生のみなさんにとってはこの時期にネクタイを締め、ジャケットを着るのは本当に暑苦しくてたまらないと思います。面接や説明会で「服装はクールビズでも構いません」の一言は本当に神のお告げのような一言ですね(笑)でも、当の就活生たちはクールビズって言っているけど、実際にはネクタイとかきちんとしないといけないのかな」と不安になることも多いと思います。本当のところはどうなんでしょうか。

 

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近年のクールビズ状況

まず、16卒の就職活動が後ろ倒しで夏場まで持ち込まれることになりました。17卒の就職活動は6月にすべての企業が解禁となり、幾分早く終わるかもしれませんが、夏場の暑い時期まで就職活動が終わらないという学生も多くいるはずです。

企業側としても、その現状に対応しようと、「クールビズでお越しください」と事前に通知する企業は増えてきました。特にクールビズを積極的に取り入れている企業は、その傾向が強いでしょう。

 

学生はどうしてもためらう

しかし、学生はどうしても「本当にクールビズでいいのか」と不安に思う人が多いです。理由としては、「もし周りがネクタイとかきちんとしていたらどうしよう」「クールビズってどこまで着崩せばいいの」というところが心配になるでしょう。

 

実際のところはどうなのか

まず、最初の疑問「周りがネクタイとかきちんとしていたらどうしよう」ということですが、安心してください。← 大丈夫です。

別にルールを破っているわけではないので、ネクタイを外していても、ジャケットを着ていなくても、なにも不安がるところはありません。むしろ、ジャケットを着ないのであれば、下のシャツのしわをなくす方が大事です。

もう1つ、どこまで着崩せばいいかということですが、企業によって異なりますが、ネクタイは外していいと思います。あと、ジャケットも脱いでもOKです。

ただし、企業によっては「ネクタイは外して構いません」というように、指定がある場合もあります。事前に確認するようにしましょう。

 

もし企業から何も指定がなければ

これ多くあるんですが、企業がクールビズに関して何も服装指定しないことがあります。企業側としても、面接の要綱の中にクールビズのことを忘れることはよくあります。このときは、ネクタイもジャケットも着用しましょう。そのことで真っ先に落とされるということは少ないと思いますが、企業によっては「ルールを勝手に破る身勝手な奴」という烙印を押されるかもしれません。

もし、不安であれば事前に企業の方に連絡・質問して「クールビズで来てもいいですか」と確認をとるのもいいかもしれません。

就活×インターン⑤長期実践型インターンは絶対にやった方がいい!

どうもがつきです。

17卒の就職活動もだいぶ本格的になり、そろそろ18卒の情報もちらほら出てきています。私ももう2つ下の後輩が就職活動なんて、老けたなと思います(笑)

ところで、今の18卒の就職活動といえばインターンですが、本ブログでも様々なインターンのコンテンツを提供していますが、今回の記事は必見です。特にこれから就職活動をしたいけど、とりあえずインターンからと考えている学生にはぜひとも読んでもらいたいです。

 

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長期実践型インターンって?

改めて長期実践型インターンとは、ベンチャー企業などで長期間にわたり、その企業で実際に仕事をするインターンです。募集をする目的は様々ですが、学生にとっては厳しいながらも得るものが多いのも特徴です。

主にはその企業で実務・営業をするのが多いでしょう。社会人の方と一緒に働いて、「働くことのリアル」を体感できるのが最大のメリットです。どうしても学生の頃は関わるのが同年代の学生に偏りがちなので、社会人に会える、また一緒に仕事できる機会はそうそうないと思います。

また、うまくいけばインターンしていた企業から内定をもらうこともできます。むしろインターン中に企業側から「これからも一緒に働いてみない?」と言われることもよくあることです。

 

覚えておきたいデメリット

社会人を体感できる、内定ももらえる、おいしいことばかりが先行している長期実践型インターンですがもちろんデメリットもあります。

1つは、「お金が稼げない」ことです。だいたいこのような類のインターンは、有給のタイプが多いですが、中には無給のものもあります。そして、有給であってもだいたい時給換算で1000円ほどぐらいなので、アルバイトした方がお金は貯まるかもしれません。

もう1つは、大きな都市にしかないことです。私は大分の大学にいましたが、大分で長期実践型インターンの募集なんて聞いたことなかったです。また九州だと福岡もかなりの大都市ですが、その福岡もあまり多くの企業がインターンをしていたという声は聴きません。これは都会の大学に通っている学生の特権でしょう。

 

まとめ

長期実践型インターンに参加するということは、学生としてではなく社会人として企業にいかに貢献できるかを試される機会だと思います。ですが、失敗しても許されるのは学生のうちしかありません。いかに、そのリスクに立ち向かえるか、また将来の自分に投資できるか、それらを楽しめる人こそ長期実践型のインターンでいい結果を出せる秘訣だと思います。

新入社員のざれごと⑪仲が良すぎる同期は悪いことではない!

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どうもがつきです。

最近こんな記事を見つけました。

toyokeizai.net

要約すると、①仲が良すぎて闘争心がなくなる恐れ②入社する前から有望な新入社員には待遇が違うのに、それをできる新入社員が不平と捉えて会社の損益になる、という2点でした。確かに会社の成長を考えると、同期の仲の良さはあってもなくても関係のないものです。優秀な社員を生み出す仕組みを作る方が、企業側にとっては大切なのです。

私の企業は人数も少なく、同期も5人しかいません。ですが、本当にみんな個性がバラバラでありながらも、うまくかみ合い本当に仲がいいと思います。だからこそ思うのです。仲が良いからこそ、会社に貢献できると。

 

競え合えること

いま私の企業の同期は全員別の部署に配属になりました。やっている仕事もみんなバラバラです。正直お互いのやっている仕事もわからないほどです(研修で一緒になるときに話してわかるぐらい)。ですが、たまに同期で集まるときにやっている仕事のレベルの高さや内容を共有することで、お互いにまた刺激し合えているのです。

同期のみんなはそうだと思いますが、先輩や上司からも学ぶことは多いと思うので、日々成長できる環境はあると思います(必ずしも成長がいいとは限らないし、その度合いもバラバラだが)。だからこそ、1日でも早く仕事ができるようになりたいですし、先輩や同期にも負けたくないという競え合える環境があると感じています。

 

慰め合えること

今回の配属では、一応同期全員東京での配属になりました(勤務先が違う同期もいますがw)。なので、集まろうと思えば、日程さえ集まればすぐに集まれます。ほかの大手や全国展開の企業になると、同期で集まって情報共有というのはなかなかできないかもしれません。また支店展開(金融系や小売店)になると同じ地域の中で、また別々になることもあります。それに比べたら、幾分もましです。

また集まった時も、何のためらいもなくお互いに思ったことを言い合えるのも強みだと思います。いい意味で気を使わないという感じです。

それだけでなく、集まった時にはお互いの仕事ぶりが分からないからこそ、外から気付くこともあり、それもまた自分のためになるでしょう。また、つらいことやストレスになっていることも共有し合えるし、最終的に明日からもまたみんな頑張ろうと言い合えるのも、仲のいい同期だからこそと言えます。

 

会社は人の集まり

企業に雇われている以上、利益を出す人間にならなければならないのは必然の断りです。今で言うならば、できるだけ損失を減らせるように努力することでしょう。しかし、私たちは企業に属する会社員である前に、1人の社会人です。人としてどうあるべきかが大事なポイントだと私は常に考えています。むしろ、どんなに汚いやり方でお金を稼いでも、あるいは自分が納得いかないやり方で稼いでも、それはたまたまでどこかで、ツケが返ってくるはずです。自分自身が納得いく瞬間を迎え続けること、それが自分が大切にしていることです。

だからこそ各個人が満足して働けているかどうか、モチベーションが保てているかは非常に大切なファクターでしょう。ただ単になんでもやりますなんてことは、ロボットでもできます。というより、ロボットのほうが勝るでしょう。

そのような感情やモチベーションを築けるのも同じ年代で苦しみを理解している同期だからこそできるのです。決して仲がいいからといって、その世代が悪いと捉えるのは判断が甘いと思います。

新入社員のざれごと⑪コミュニケーション能力の向上の鍵は「言語化」にある

どうもがつきです。

東京で新しい仕事を始めてから1週間が経ちました。本当にまだまだ半人前過ぎて、いつになったら自分で仕事できるんだろうと毎日もがきながらの日々が続いています。

さて、今日取り上げるのはコミュニケーションです。コミュニケーション能力の最大のポイントは、「自分の思ったことを的確に相手に伝える能力」にあると思います。近年では、コミュニケーション能力はコミュ力と略され、人としゃべるのが極端に苦手な人をコミュ障などと呼んでいる風潮があります。しかし、私(社会人1年目の自分が語るのはおこがましい気もありますが)から言わせてもらうと、「コミュ障でもコミュ力は高い」かもしれないのです。

 

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上司とのコミュニケーションのずれ

いきなりなんですが、最近の私の話です。今、私は上司と2人の部署に配属されていますが、もう毎日コミュニケーションのずれがあるのです。お互いに伝えたいことがあって、それが長くなって、結局要点が分からず、分からないところを確認し続けるうちに本当に大事なことが分からずに、最終的にこんな単純なことなのにと後悔することが多いのです。勤めている不動産の業界は奥が深く、どんなにキャリアのある人でも知らないことだらけで、昨日の常識は明日の非常識なんてことは日常茶飯事です。そのため、双方が知らない情報なんてたくさん出てきます。

だからこそ、今の現状は伝えたい事があるのに伝わりきらない致命的な状況で、さすがに上司(自分の父親と同じぐらいの年齢)の聞き方を変えるなんてことはできないので、自分が相手にいかにより伝わる言い方をすればよいかを考えるようになりました。

 

100%理解すること

最初に取り組んだのは、自分の伝えたいことは100%理解することでした。わからないことが少しでもあれば、相手に伝えるときに自信の欠如につながります。曖昧にすることは、自分の口を言いやすくするも、返ってくるものがそれだけ厳しいものになりかねません。

 

書き起こすこと

100%の理解ができれば、次は話の要点をまとめることです。よく「端的に話せ」という所以です。相手もその方が理解しやすいのです。あとどうしても自分が100%理解しているが故に、付属のことをたくさん言いたくなりますが、それはぐっと我慢します。どうしても言いたいのであれば、そもそもの要点に組み込んでおくべきです。

書くことの最大のメリットは、何度でも訂正できることです。「この言い方の方が伝わる」「相手のためを考えるとこれ以上長々しても仕方ない」とシミュレートできるのはこのタイミングしかありません。

 

吐いた言葉は返ってこない

さっきの書き起こすという作業は、文字という形で言語化を行いましたが、実際に伝えるときのほとんどは、会話する・しゃべることによってでしか伝わりません。結局のところ、文字から音という形で言語化を行うのです。

文字との最大の違いはしゃべったことは修正できません。相手は自分の話したことを聞いて理解しようとしますが、自分が間違った言語化を行ったからといって、相手の脳に直接語り掛けることは超能力者のやることです。音という最終的なアウトプットにする際には、完ぺきな状態に仕上げてからが相手に一番伝わりやすいと思います。

 

聞く人が一番聞きやすい形で

今回の自分のケースのように、相手が年代・キャリアが異なる、また今回はありませんが性別・国籍が違えば、イメージのずれは大きくなる一方です。自分が取り上げた方法はあくまで、「このぐらいの考えがあれば、人間としての常識の範囲内であれば伝わる」という前提があるがゆえにできる方法です。もしかすると、それでも伝わらないことはあるかもしれません。

相手に物事を伝えるという行動は、少なくとも相手の土俵でコミュニケーションを交わすということになります。自分が一方的に押し付けるのではなく、相手に気を配る話し方が重要になってくるのではないかと思います。